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第一回///01月06日放送 「素人が舞台に立つなんて・・・勘弁してください!」
公演当日に役者たちの乗った車が事故に遭い、劇場に来られなくなってしまった!
劇場で一人途方にくれる新人役者のヤマザキくんと共に、頭を抱える支配人。
こうなったら公演中止か・・・と相談しているところに、某劇団の人気女優マヤがやってくる。
支配人の友人である彼女は事情を聞き、「だったら私と彼と支配人、三人でなんとか舞台を成立させましょう!」と提案。
素人である支配人は困惑しつつも、やむなく舞台に立つ事に。
素人が主演、ぶっつけ本番の芝居が何事もなく終わるわけもなく、セリフを忘れた支配人は舞台上で立ち往生!
舞台袖からこっそり小声でセリフを教えるヤマザキくんだが、支配人はそれを聞き間違えて話はわけのわからない展開に・・・
支配人とマヤのドタバタ舞台生活がここから始まった!
第二回///01月13日放送 「音が合わないなんて・・・勘弁してください!」
前回の反省をふまえ、きっちりリハーサルを重ねる支配人とマヤ。今回の時代劇はうまくいきそうだと満足気。
ところが本番、クライマックス直前に機械トラブルで効果音が出せなくなってしまった!
青ざめる音響のタケに、舞台監督のマツは言う。
「坊っちゃんの晴れ舞台を台無しにするわけにはいかねぇ!」
なんとか他の音源でごまかそうと、別の芝居で使った音を慌ててあてる二人。
しかし犬の遠吠えは子猫の鳴き声に、風の音は強すぎて台風に。
殴られたハズなのに金属音が響き、あげくはビームが放たれる始末。
「時代劇がロボット大戦みたいになってんぞ!?」
なにがなんだかわからないまま、しかし芝居は止められず・・・
でこぼこコンビが巻き起こす、ノンストップ音響クライシス!
第三回///01月20日放送 「二人きりのラブシーンとか・・・勘弁してよね!」
今日は夜遅くまで熱心にお芝居の稽古中。
今回は現代劇のラブストーリー。
まだまだ稽古は続けるのだが、時間も時間なのでタケやマツは先に失礼することに。
帰り際にタケが言う。
「これで、二人っきりですね。深夜に二人でラブシーンの稽古とか・・・ぶふふふふふふ!」
囃したてるタケを追い返して稽古を再開するも、マヤはなんだか意識してしまって・・・
顔を真っ赤にするマヤと、わかっているのかいないのか、平然と稽古を続ける支配人。
動揺する間にも稽古は進み、支配人がマヤを抱きしめて・・・
ちょっとドキドキ、不器用な二人のふんわりラブストーリー★
第四回///01月27日放送 「差し入れついでに誘惑とか・・・勘弁してよね!」
最近マヤが入り浸っていると聞いて、パルランテにやってきた劇団の先輩女優、アユミ。
マヤの様子やタケとマツの会話から、マヤが支配人に好意を寄せている事に気付く。
「へぇ・・・そう。面白いじゃない」
含みのある笑みを浮かべながらその場を去ったアユミは、翌日の稽古場に手作りケーキを焼いてきた。
どうやらマヤの目の前で支配人を誘惑し、自分にメロメロにさせてマヤを悔しがらせようという腹らしい。
マヤと違って料理が上手で、マヤと違って巨乳で、と、自分の魅力をこれでもかとアピールするアユミ。
タケやマツは『さすがいい女だ』と盛り上がり、マヤは支配人に迫るアユミに逆上する。
しかしそんな彼らを尻目に、肝心の支配人はアユミの誘惑もどこ吹く風。
「わ、わたしがここまでやってるのに・・・ちょっとはドキドキしなさいよ!」
反応の薄い支配人に意地になり、アユミの誘惑は次第にエスカレートして・・・!?
マヤとアユミのライバル対決、因縁はここから始まった・・・
第五回///02月03日放送 「ガラスの靴が割れちゃうなんて・・・勘弁してください!」
今週の芝居『シンデレラ』の配役に、納得のいかないマヤ。
シンデレラ役のマヤ、王子役の支配人。そして、『意地悪な姉=アユミ』。
どうやら役者が足りなくて困っていた支配人のところに、アユミが自分から手伝ってあげると申し出てきたらしい。
マヤは先週の件も踏まえ、「絶対なにかたくらんでいるんだから」と主張するが、支配人は「大丈夫ですよ」と笑って
取り合わない。
不安を抱えたまま本番を迎えたマヤ。その懸念はあたり、次から次へとシンデレラへの妨害が始まった。
アドリブでどんどん長くなる『シンデレラをいじめるシーン』
姉が無理やり王子と踊ろうとし、あげくシンデレラが踊れないまま12時の鐘が鳴る『舞踏会シーン』
あげくシンデレラを愛する人だと判断するための重要アイテム、ガラスの靴を姉が割っちゃった!?
割れてしまった靴を前に、動揺する王子とシンデレラ。
果たして彼らは、無事結ばれる事が出来るのか?!
第六回///02月10日放送 「手作りチョコなんて・・・勘弁してよね!」
今日は年に一度のバレンタインデー。
「支配人、マヤさんからチョコをもらったんでしょ?いいなぁ!羨ましいっすよ!」
盛り上がり囃したてるタケとマツ。
「いや・・・もらってませんよ?」
「ごめん・・・忘れてた」
二人の発言に驚き、怒るタケとマツ。
「マヤさん!あんたなにもわかっちゃいない!」
支配人も平然としてるようだが、チョコが欲しかったに違いない!今からでもいい、手作りチョコを作るべきだ!
そう主張する二人に乗せられて、楽屋のミニキッチンでチョコを作る事になったマヤ。
しかしマヤの不器用は二人の予想をはるかに超えて・・・!?
楽屋から聴こえてくる悲鳴!包丁を振り下ろす狂気の叫び!謎の臭いと煙!
慌てて駆け付けた支配人は、カギのかかった楽屋に叫ぶ。
「一体中で何が起こってるんですかっ!?」
たかがチョコ、されどチョコ。
気持ちがこもってさえいれば・・・アナタは、これが食べられますか?
第七回///02月17日放送 「スイッチが入ってたなんて・・・勘弁してください!」
舞台監督のマツが支配人のもとに連れてきた、新人スタッフ・サクライさん。
「自分はこれから打ち合わせがあるんで、マイクの使い方、教えてやってもらえませんか」
マツの頼みを快く引き受けた支配人は、サクライを連れて音響室へ。
緊張するサクライを見て、まずは雑談でもしましょうかと犬の話題に。
愛犬の写真を見ながら、「かわいいですね」「目がキレイ」と盛り上がる。
しかし、途中からアナウンス用のマイクのスイッチが入っていて・・・!?
一方、ロビーにいたマヤのもとに、突然聴こえてきた、支配人と若い女性の楽しげな声。
「かわいいですね」「目がキレイ」
普段の支配人からは考えられない発言の数々に、戸惑いを隠せないマヤ。
「なにを・・・なにをイチャイチャしてんのよっ!?」
どんどん過激さを増す(?)二人の会話に、我慢できなくなったマヤは音響室に殴り込む!?
第八回///02月24日放送 「稽古場に幽霊なんて・・・勘弁してください!」
ある日の稽古場。タケが言いだした一言が、始まりだった。
「この劇場って古いじゃないですか。なんか幽霊話とかないんすか?」
支配人とタケにせがまれて、ポツリポツリとかつての体験を話し始めるマツ。
「これは先代の頃に実際あった話なんですがね・・・」
話していると寄ってくるよな、と言いつつも、次第に話は盛り上がっていった・・・のだが。
「やめなさいよ、く、く、くだらないっ!」
我慢できなくなったマヤが叫んで、その日は解散する事に。
皆は帰り、支配人が一人、事務所で仕事を片付ける。
・・・コンコン・・・コンコン・・・
「誰です・・・?こんな時間に・・・」
・・・コンコン・・・コンコン・・・
深夜のパルランテで響くノックの音。
あなたも今夜、お気をつけて・・・
第九回///03月03日放送 「危険な忘れ物とか・・・勘弁してください!」
終演後、お客さんの見送りをしていた支配人は、観に来てくれた古い友人と歓談中。
「お前に差し入れ買ってきてやったよ」
友人が買ってきたのは、地域限定の大人気ラーメン。麺もスープも美味しいが、特にかやくに凝っている商品だという。
キャンペーンでおまけになっていた目覚まし時計もついているとか。
なんだってそんなものを・・・と思いつつも、感謝する支配人。
「あ、でも劇場の中に忘れてきちゃった。後で探しといて」
「お前なぁ・・・ま、わかったよ。見つけたらもらっとく」
一方、劇場の中ではマツとタケが、忘れ物がないかどうか客席を確認してまわっていた。
「こないだ観た映画なんすけど、こうやってる時に発見した荷物が爆弾なんすよ」
「この劇場でそんな大事件起こるわけねぇよ」
雑談しながら作業を進めた二人は、座席の下から綺麗に包装された荷物を発見する。
「ん、忘れ物か?」
「爆弾じゃないっすかね?」
笑いながらそう言って耳を当てたタケは、中から聴こえてきた時計の音に戦慄を覚える。
「爆弾っす!」
「なにぃ?!」
そんなハズはないが、いやしかし、と右往左往する二人のもとに、支配人がやってくる。
「あ、見つけてくれたんですか。それ、僕のです」
「坊っちゃんの!?中身がなんだかわかってるんですか!火薬が入ってるんですよ?!」
「えぇ、はいってますね、かやく。なんかすごい凝った特別なモノらしいですよ」
「あんた・・・あんた、なんてことを・・・!!!」
誤解しすれ違ったまま会話は進み、支配人とマヤを敵に回して、タケとマツは劇場を守るために立ち上がる・・・!?
第十回///03月10日放送 「仲間内でラブレターとか・・・勘弁してくれっす!」
ある日の事務所。支配人はマヤから今度の台本に追加のセリフが入った事を告げられる。
「今、メモとれる?」
「あ、はい、えっと・・・」
支配人は机の上にあった便せんに素早くそのセリフをメモする。それは、激しい愛の言葉。
「こんなセリフ、実際に言われたらどんな感じなんですかねぇ・・・」
そして。
「坊っちゃん、ちょっといいですか?」
マツに呼び出された支配人は、その便せんを『タケの机の上』に置いたまま、事務所を出て行ってしまう。
そこに帰ってきたタケ。
自分の机の上に差出人の名前のない『ラブレター』が置かれているのを見て、ときめいた。
「事務所の机に置けるって事は、身内!?サクライちゃんか・・・まさかマヤさん!?」
一人赤面し興奮するタケ。妄想は膨らみ、誤解は止まらない。
「二人ともかわいいしなぁ・・・もうどっちでもいい♪」
そこへ帰ってきたマツ。
タケは慌てて便せんを隠して出て行くが、マツはそれを発見し『自分宛てのラブレター』だと思いこむ。
「ま、まさかそんな・・・この文章はアユミさん!?いや、もしやマヤさん!?」
一人動揺し興奮するマツ。妄想は膨らみ、誤解は止まらない。
「俺もまだまだ現役・・・もうどっちでもいい!」
そして二人は、『自分にラブレターをくれた可愛い誰か』に会うために、ラブレターに記された待ち合わせ場所に足を運ぶ・・・
第十一回//03月24日放送 「上演許可が出ないなんて・・・勘弁してください!(前編)」
「支配人、かくまって!」
そう叫んで支配人室に駆けこんできたマヤ。どうやら『熱烈なファン』に追われているらしい。
そのファンとは、とある財閥の御曹司、ヤナギセイイチロウ。
『誰よりも彼女を愛する男』を自任する彼は、キャストを変更して支配人の代わりに自分をマヤの恋人役で出演させるように要求する。
もちろん公演直前にそんな事は出来ない。丁重に断わられ、その日は引き下がるヤナギだったが・・・
翌日、パルランテに脚本家から電話がかかってくる。
「キャストを変更してもらえないなら、著作権者として上演許可は出せない」
どうやらヤナギがその財力にモノを言わせて圧力をかけたらしい。
「これが、あなたのやり方ですか・・・!」
「さぁ、どうする?選ぶのはキミだよ、支配人」
公演中止を避けるため、支配人が下した決断は・・・
第十二回//03月24日放送 「上演許可が出ないなんて・・・勘弁してください!(後編)」
支配人は、キャストの変更を決断した。
感情を押し殺し、舞台のためにそれを受け入れるマヤ。
マヤを思いつつも、公演決行を優先する支配人。
二人の気持ちはすれ違ったまま、パルランテは公演日を迎える。
「支配人さん、本当にこれでいいんですか・・・?」
サクライやマツの心配をよそに、ヤナギとマヤのキスシーンは近づき・・・
突然、舞台で予定外の音が鳴り響く。
「これは・・・タケくん!?」
「俺が時間を稼ぎます!支配人、マヤさんを助けてください!」
支配人のために音を使って舞台の進行を止めるタケ。
逡巡する支配人を必死に説得するサクライ。
それを受け・・・意を決して顔を上げる支配人。
「サクライさん、マツさん、タケくん・・・私に、力を貸してくれますか」
「俺ぁ坊っちゃんのためなら、どんな無茶でもやり遂げてみせやすぜ」
力強く頼もしく、不敵に微笑むマツ。
「ありがとう・・・このお芝居を、マヤさんを・・・奪い返しに行きましょう」
パルランテの総力をかけて、ヤナギを倒す闘いが始まった・・・!
第十三回//03月31日放送 「ホワイトデーのお返しがないなんて・・・勘弁してよね!」
「どうなってるのよ・・・ホワイトデー、とっくに過ぎちゃってるじゃない!」
サクライに対して八つ当たり・・・愚痴をこぼす、マヤ。
「バレンタイン、あんなに頑張ったのに!いまだになんの音沙汰もないってどういうわけ!?」
「・・・支配人さん、ちゃんと考えてると思いますけど・・・」
そんな話をしているところへ、ふらっとやってきた支配人。
「あぁ、マヤさん、こんなトコにいたんですか。はい、どうぞ」
「・・・なによ」
「かなり遅くなってしまいましたが・・・ホワイトデーのプレゼントです」
そう言って支配人が渡した包みには、お菓子が入っていた。
「え・・・あ、ありがとう・・・」
感動するマヤ。よかった、と微笑むサクライ。
「はい、サクライさんもどうぞ」
「え・・・?でも私、バレンタインには何も・・・」
「マツさんやタケくんの分もあるんです。みんなに渡してこないと!」
「・・・あたしだけじゃ、なかったんだ。そっかそっか・・・」
「あ、あの、マヤさん、これはですね」
「他のみんなにも。あぁそう。みんなにね。そりゃそうよね。そんなこったろうと思ってたわよ!」
「あわわわわわわ・・・」
支配人、ホントにマヤさんは『みんなと同じ』なんですか・・・?
第十四回//04月07日放送 「劇場で犬を飼うなんて・・・勘弁してください!」
ある日の午後、ランチを食べに劇場の外に出たマヤとサクライは、帰り道で『素敵なお客さん』を見つける。
「わんちゃん!可愛いぃ・・・♪」
道端に、可愛らしい豆柴の子犬が捨てられていたのだ。
興奮するサクライは自宅で飼おうとするが、すでにたくさんの犬を飼っているため、マヤに止められる。
結局、マヤが飼い主を探す間、支配人たちに見つからないようにこっそりパルランテで匿う事に。
そしてマヤと別れ、パルランテに帰ってきたサクライ。
「いい?バレたらいけないし、静かにしてるんだよ?」
「わん♪」
「いい子♪可愛いぃ・・・食べちゃいたい♪」
「なにをだ?」
さっそくマツに犬との会話を聞かれてしまう。
「ななな、なんでもありませんっ!」
「なんだか変な匂いがしませんか?」
支配人にも怪しまれ。
「わん!」
「・・・『わん』?」
「わ、私のモノマネです!わんわん!」
「サクライさん、その中身・・・」
「わ〜、なにもいません!なんでもないんですぅ〜!!!」
サクライは果たして、マヤが来るまで隠し通す事が出来るのか・・・?
第十五回//04月14日放送 「花見で酔っ払いとか・・・勘弁してよね!」
今日は公演終了後、打ち上げを兼ねて、パルランテの敷地内に咲いている桜の下でお花見をする事にした一同。
「え。支配人、飲まないの?」
「私はお酒に弱いので・・・」
「サクライさんは?」
「私も、お酒はちょっと・・・」
「もう!そんな事言わないで一杯くらい飲みなさい!」
せっかくの花見なんだから、と強引にお酒を飲ませるマヤ。
「うぅ、マヤさん、おやすみなさい・・・」
「ちょ、支配人!?膝枕なんて、そんな・・・!」
「マヤたん、かわいぃ♪柴犬みたぃ♪あ、お肌すべすべぇ♪」
「サ、サクライさん、抱きつかないで!は、離れなさい!」
本当にお酒に弱く、たった一杯で泥酔状態になる支配人とサクライ。
マツはサクライに絡まれ、タケはショウに絡み・・・
そんなカオスな状態の中。
『この木の下で告白すると結ばれる』という伝説を持つ桜の下で、酔った支配人はマヤに・・・
第十六回//04月21日放送 「代役がクセモノなんて・・・勘弁してよね!」
「マヤさん、危ないっ!!!」
リハーサル中の事故からマヤを守って、自分が怪我を負ってしまった支配人。
病院での検査の結果、怪我自体は大した事ないものの、今日の舞台は出られないという。
「今から代役を探すの・・・?そんな無茶な・・・」
「ボクの出番のようだね!」
意気揚々と現れたヤナギ。これは自分が代役を引き受けるしかないと宣言する彼に、マヤは断固として拒絶を突きつける。
「じゃあ他に誰がやるんだい!?」
「そっ、それは・・・サクライさんとか!」
「むむむ無理ですよっ!」
「女じゃないか!役者でもないし!」
「あんたも役者じゃないでしょ!」
「でも男さ!」
喧々諤々の議論に結論は出ず、公演中止もやむなしか、という時に・・・
「私が男役で出るわ」
救いの言葉と共に現れたのは、アユミ。
「え・・・アユミ、さん・・・?」
「私がやる。それでいい?マヤさん」
「え、えぇ、でも、アユミさんがどうして・・・?」
聞けば支配人に電話で頼まれ、それを『条件付き』で引き受けたという。
「・・・条、件・・・?」
アユミが支配人につきつけた、その『条件』とは・・・?
第十七回//04月28日放送 「大人なデートとか・・・勘弁してよね!」
怪我をした支配人の代役を、『二人きりでデートする』という条件付きで引き受けたアユミ。
そのデートの当日、待ち合わせ場所には支配人と、アユミと・・・物陰から見つめる、二つの人影。
「ままま、マヤさん・・・こんなのマズいですよぅ・・・」
「代役するかわりにデートして、なんて、絶対なんか企んでる!だからそう、これは支配人のためなのよ!支配人のため!」
腕を組んでデートを開始した二人の後を、こっそりと尾行するマヤと無理やり付き合わされるサクライ。
まず二人が向かったのは、『カフェスプレンドーレ』なる喫茶店。
「なんかあのマスターと店員さん、支配人さんとマヤさんに似てません・・・?」
「何言ってんの。ほら、行くよ!」
焦るマヤの想いをよそに、デートは進む。
アユミと、マヤと、支配人。
このデートの行きつく先は、果たして・・・?
第十八回//05月05日放送 「あの二人の隠し子とか・・・勘弁してよね!」
「アユミさん・・・?どうしたんですか、その子・・・」
幼い少女を連れ、支配人の元へ訪れたアユミ。
聞けばパルランテのロビーで迷子になって泣いていたという。
「パパ・・・ママ・・・」
「大丈夫ですよ。パパとママが見つかるまでは、私たちの事をパパとママだと思ってください」
少女を慰めるため、パパとママの代わりになる支配人とアユミ。
すっかり仲良くなった仮の親子は、少女の両親を探して劇場内を探索する。
「あっち行ってみる!」
「あんまり遠くに行っちゃダメだよ?」
支配人たちと少し離れて、一人歩いていた少女はマヤと出会う。
「この子、誰・・・?ねぇ、パパとママは?」
どこの子だろう、と尋ねるマヤに、少女は衝撃の一言を言い放つ。
「んっとね、パパとママ、あそこ!」
少女が指さす先には、支配人とアユミの姿。
「そんな・・・いやいや、ウソでしょ?!」
「ウソじゃないよ、パパとママ。ラブラブなの♪」
「ラブ・・・そんな、まさか・・・隠し子!?」
無邪気な少女に惑わされ、動揺隠しきれぬマヤはついに・・・?
第十九回//05月12日放送 「私と彼女の噂なんて・・・勘弁してください!」
先日の支配人とアユミさんのデートの件を聞きつけたヤナギ。
支配人とマヤの仲を引き裂こうと、「マヤさんはデートの件で支配人に愛想を尽かしたらしい」という噂を流させる。
噂を聞きつけたタケは大慌てで支配人に報告。
そしてマヤをデートに誘うよう勧める。
マヤは支配人に誘われて喜んだが、それがタケに言われたからだと知って誘いを断ってしまう。
間を取り持つつもりでタケが介入するが、それがさらなる誤解に繋がり・・・
果たして二人の関係はどうなるのか・・・?
第二十回//05月19日放送 「チケットの買い占めなんて・・・勘弁してよね!」
マヤが支配人に愛想を尽かすよう仕向けたヤナギの作戦は失敗に終わった。
だが諦めないヤナギが次に思いついたのは「公演中のマヤさんを独占するために、チケットを買い占める」という案だった。
そうとも知らず、チケットが完売したことを喜ぶ一同。
「いやぁ、がんばってればこうやって報われるんですね♪」
しかし、マヤはヤナギから真実を聞いてしまう。
「あ・・・あんたねぇ!自分がなにしてるかわかってるの!?」
「どうしてだい?ちゃんとお金は払ってる」
「お金の問題じゃない!」
満席を夢見る支配人たちと、独占をたくらむヤナギ。
果たして公演はどうなってしまうのか!?
第二十一回/05月26日放送 「貴重な壷とか・・・勘弁してよね!」
次の舞台の小道具に使うため、近所の陶芸教室で大きな壺を焼いてきたマツ。
ちょっと席を外すからと、サクライに壺の見張りを頼む事に。
「割らねぇように気ぃつけてな。なんたって、この世に一つしかねぇ壺なんだから」
「この世に一つ!?は、はい!」
『この世に一つ=高級品』と勘違いしたサクライ、マツと入れ違いにやってきたタケに・・・
「さ、触っちゃダメですよ!それ超高級品なんですから!」
「マジで!?わ、わかった!」
『超高級品=国宝』と勘違いしたタケは、様子を見に来たマヤに・・・
「触っちゃダメっすよ!それ国宝なんすから!」
「芝居の小道具に国宝!?」
人から人への伝言ゲーム、話はどんどん大きくなって。
気をつけなけりゃと思うほど、かえって事故は起こるわけで。
「こっ、国宝が、割れたぁ!?」
勘違いのまま壺を割ってしまった三人、なんとかそれを誤魔化すために・・・!?
第二十二回/06月02日放送 「子どもの相手なんて・・・勘弁してくれたまえ!」
今日もマヤさんに会おうと、パルランテの楽屋を訪れたヤナギ。
しかしマヤは不在、出直そうと振り返ったところに・・・
「おじちゃん・・・誰?」
同じくマヤを訪ねてきたミクと鉢合わせに。
会ったことのないヤナギに、不審の目を向けてくるミク。
「おじさん・・・役者さん?」
「違う」
「パルランテの人?」
「違う」
「役者さんでもパルランテの人でもないのに、ここに・・・泥棒っ!?」
「違うっ!」
すっかりヤナギを泥棒と思いこんだミク。
大声で助けを呼ぶ彼女をなだめるために、結局役者だとウソをつく事に。
「役者さん!?だったらお話して!」
「えぇ!?」
今さら後には引けず、拙い演技で昔話を始めるヤナギ。
ズブの素人であるヤナギは、果たして少女を喜ばせる事が出来るのか・・・?
第二十三回/06月09日放送 「オーディションにヤナギなんて・・・勘弁してよね!」
「オーディションやりましょうよ!」
次回公演の演目について話し合っていた支配人達だったが、役者不足によって上演できる台本にも限りが出てきていた。
そこで、マヤの提案通り、オーディションをやることになったのだが・・・
「なんで演じる時だけそんな喋り方になるのよ!」
「病弱!」
「ろくなのがいない!」
人は集まったが、どれもこれも個性的過ぎ、合格者は中々決まらない。
最後に現れたのはとても意外な人物だった。
「や、ヤナギ!?」
これまでのことを思えば、ヤナギと共に舞台を作るなど考えられないが、聞けばある少女のために、真剣に役者になりたいのだと言う。
半信半疑で顔を見合わせる一同。
「・・・どう、します・・・?」
とにかく台本だけでも読ませてみる事に。
ヤナギがパルランテの一員になる日が来るのか・・・?
第二十四回/06月16日放送 「難解な舞台用語なんて・・・勘弁してくれたまえ!」
「だぁかぁらっ!そこは上手に移動って言ってるでしょうが!」
「だからカミテってどっちだい!?」
オーディションに合格し、正式にパルランテの舞台に立つ事になったヤナギ。
しかし所詮は素人役者、舞台用語もわからず大混乱。
「台本にも書いてあるでしょ!?」
「え、どこに!?」
「ほらここ!『ヤナギは上手』!」
「え、これ!?『カミテ』って読むの?『じょうず』だと思ってた!『ヤナギは上手』」
「なんで台本が突然あんたを褒めんのよっ!」
「ね、不思議」
「不思議じゃないっ!」
「わかったよ、『じょうず』に『カミテ』に移動するさ。はは♪」
「あぁもう、うるさい!うざい!」
言葉の通じなさとヤナギの態度に激怒するマヤ。
それをなだめつつ、二人の間に入る支配人。
真剣なんだかふざけてるんだか、右も左もわからぬヤナギ。
ホントにこれ、まともな公演になるんでしょうか・・・?
第二十五回/06月23日放送 「劇場占拠なんて・・・勘弁してください!(前編)」
あれよあれよという間に、公演当日を迎えたパルランテ。
ヤナギやアユミが来るのを待ちながら、事務所でのんびりテレビを見ていた一同。
ミクも遊びに来て、本番前の平和なひと時を楽しんでいた。
そこへ。
『たった今入った情報です。
市内の銀行に押し入った強盗は警察の包囲を振り切って逃走しました。
近隣の方は十分に注意し・・・』
臨時ニュースで劇場のすぐそばの銀行に強盗が入ったという情報が流れる。
怖いね、早く捕まるといいねと話していると・・・
「後ろ向いて壁に手ぇつけ!抵抗したらぶち殺すぞ!」
「うそ・・でしょ・・・?」
逃走中の強盗が、なんとパルランテに逃げ込み、立てこもった!
犯人グループに脅され、人質にされる一同。
一方、皆より遅れて劇場に来たヤナギとアユミ。
警察に包囲された劇場を呆然と見つめていた。
「どうする?」
「どうするって・・・助けるしか、ないでしょ」
劇場内の支配人たちと、劇場外のヤナギたち。
彼らは犯人たちを撃退し、パルランテに平和を取り戻す事が出来るのか・・・?!
第二十六回/06月30日放送 「劇場占拠なんて・・・勘弁してください!(後編)」
「身代金は一人一億。逃走用のヘリと一緒にすぐ用意しろ!」
銀行強盗犯たちによって占拠された、シアターパルランテ。
人質になった支配人たちを助けるために、ヤナギとアユミは警察の協力を得て策を練る。
その程度の金とヘリくらい、五分で用意してやるとヤナギ財閥の力を駆使するヤナギ。
アユミは特技である声帯模写で犯人の声を真似て混乱に陥れ、次々と犯人グループを各個撃破していく。
さらには芝居の中で使われる予定だった、暗転のきっかけになるセリフを使って、『犯人たちにはわからず、劇場組には伝わるように』突入のタイミングを知らせ、見事人質奪還に成功。
これで無事、事件解決かと思われたが・・・
「・・・おい、犯人が一人足りないぞ」
突入のどさくさに紛れ、犯人グループのリーダーがいなくなっていた。
慌てて周囲の捜索を指示する刑事、不穏な空気に気を引き締める一同。
その時。
「きゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」
あたりに響き渡ったのは、ミクの叫び声。
「しまった・・・!」
急いで劇場を飛び出すと、ミクが犯人グループのリーダーに捕えられ、銃を突きつけられていた。
錯乱状態の犯人を捕らえ、ミクを救い出す事が出来るのか・・・?
第二十七回/08月25日放送 「脅迫状なんて・・・勘弁してよね!」
マヤとタケとサクライ、三人は一枚の紙を手に頭を抱えていた。
「これが最後通告だ
例のモノを渡さなければ
お前の命はない」
何を要求しているのかはわからないものの、体裁は明らかに脅迫状。
支配人に相談しようにも、なぜか今朝から行方不明。
病気か事故か、携帯にかけてもつながらない。
「連絡もなく支配人さんが休むなんて、今までにないし・・・」
「あれ、でもさっき支配人室に人影が・・・?」
まさか、と慌てて飛び込むと、そこには見知らぬ男が一人。
「あなた・・・誰?」
突然舞い込んだ脅迫状。
それと符合するように消えた支配人。
入れ替わりに現れた、謎の男
この男は何者なのか。
そして、支配人の命は・・・?
第二十八回/09月08日放送 「発注ミスなんて・・・勘弁してください!」
謎の男は、長らく不在にしていた支配人の兄だった。
支配人の無事も確認され、いつもの空気を取り戻したパルランテの楽屋口に、大量の弁当が届いた。
どうやらサクライがスタッフ用の弁当の注文をした時に、「0」を一つ多く書いてしまったらしい。
「ごごご、ごめんなさいぃ・・・私が、私が全部食べますっ!」
泣きながら謝るサクライを慰めつつ、仕方がないので全部買い取ろうとする支配人。
と、兄がそれを止め、弁当屋との交渉に入る。
「半額なら、引き取ろう」
見事な交渉術であれよあれよという間に値段を下げさせていく兄。
さらには低価格で買い取ったその弁当を客に売る段取りもつけてしまう。
あっという間に損害が利益に変わり、その手腕に沸き立つ一同。
「やっぱり、兄さんにはかなわないな・・・」
喜びながらも、少し複雑な支配人。
今回の成功は、何かの引き金になってしまうのか・・・?
第二十九回/09月22日放送 「ダブルブッキングなんて・・・勘弁してください!」
「お前が芝居に出る?お前は『役者』ではなく『支配人』だろう」
支配人が芝居に出演する今のパルランテの体勢に異を唱える兄。
今まではそれでうまくいってたんだし、とマヤが取り成すが・・・
「・・・劇場支配人はお前だ。俺の許可は必要ない。だが・・・その判断がどういう結果をともなうかは、よく考えろ」
『支配人としての責任』を説く兄に、支配人は反論できないまま。
「大丈夫!ちゃんと役者もこなしてるの見せて、安心させてあげよう!」
マヤに励まされつつ舞台に向かう支配人。
一方、劇場入口では一つの問題が持ち上がっていた。
全席指定の公演で、同じ座席が二枚、発券されてしまっていたという。
「す、すみませんっ!でも、今日は満席なので代わりのお席もご用意できませんし・・・」
「冗談じゃない、支配人を出せ!」
「支配人さん、は、今はちょっと・・・」
無事に進む舞台の裏で、『本来であれば支配人が対処すべきトラブル』が支配人不在のまま進行する。
「お前は・・・支配人失格だ」
突き放す兄の言葉に、とうとう支配人は・・・
「兄さんの言う通りです・・・私は・・・支配人を、辞めます」
第三十回//10月06日放送 「常連さんを断るなんて・・・勘弁してください!」
支配人が支配人職を辞めてから、はじめての公演を迎えたパルランテ。
一人のスタッフとしてサクライと共に受付をしていた彼の元に、ミクがやってきた。
「あれ・・・チケット、ない・・・」
パパに会えて嬉しいと喜んでいた彼女の笑顔が曇ったのは、どうやら家にチケットを忘れてきたらしい。
支配人とサクライは、『ミクがウソをつくとも思えないし、チケットは確かに買ったんだろう』という事で、入場させようとする。
そこへ・・・
「なんの騒ぎだ」
支配人に代わって支配人職に就いた兄が、騒ぎを聞きつけてやってきた。
事情を聞いて、言下に入場を断る兄に、困惑する支配人。
「常連だから、子どもだからといって特別扱いは認められない。チケットを持っていない以上、入場させる事は出来ない」
兄の言葉に一面の正しさを認めながらも、支配人職を退いた以上は指示に従うべきだと思いながらも、納得出来ない支配人。
兄に隠れて、こっそりミクに芝居を見せてあげようと画策し・・・
第三十一回/10月20日放送 「水浸しなんて・・・勘弁してください!」
「スプリンクラーの故障!?」
劇場内のスプリンクラーが誤作動を起こし、舞台も客席も水浸しになってしまった。
今日の芝居は開場直前、すでに劇場前にはお客さんが集まり始めているというのに。
「今日の公演は中止だ」
なんとかならないか、見せてあげたいと悩む一同を横目に、即座に公演中止を決定する兄。
トラブルは対処が遅れるほど損害が大きくなる、と、中止に向けて動き出す。
水浸しの客席を使うわけにもいかず、渋々それに従う一同。
「遠くから来てくれた人もいるのに、申し訳ねぇなぁ・・・」
その時、ずっと黙っていた支配人が口を開いた。
「公演は・・・出来ます」
客席も舞台も使用不能な状態で、支配人が思いついた妙案とは・・・?
第三十二回/11月17日放送 「告白なんて・・・勘弁してよね!」
支配人が支配人職に復帰し、元の体制に戻ったシアターパルランテ。
マヤは支配人のお兄さんに言われた言葉が気になって頭から離れない様子。
「『あいつはあんたに惚れてるから、よろしく頼む』って!どう思います、アユミさん!?そうかな、そうなのかな!?」
「・・・まぁ、そうなんじゃない?付き合っちゃいなさいよ」
「えぇ!そんな、付き合うなんてそんな無理ですよ!」
「じゃあ付き合わなくていいけどさ」
「えぇ!それもヤダ!」
「なんなのよあんたたちはいつまでもウダウダと!」
積極的なのか消極的なのかはっきりしない態度のマヤに苛立つアユミ。
支配人に積極的になって欲しいなら、いっそ冷たくしてみたら、と提案する。
「冷たく・・・?」
「そう。あんたたちは距離が近すぎるから、逆に進展がないのよ。一度冷たくしてみたら、あっちも気が気じゃなくなって積極的になるわ」
「なるほど」
「いい、中途半端じゃダメよ、徹底的に冷たくしてみなさい!」
かくしてマヤは、『支配人が何を言っても冷たく拒絶する』事に。
一方支配人は支配人で、ヤナギ相手に恋の相談をしているようで。
「いいかい、女性を落とすコツは『押し』だよ。相手の反応が少しくらい悪くたってへこたれちゃいけない。押して押して押しまくるのさ!」
「押し、ですか。確かに私に足りない部分かもしれません」
こちらはこちらで、『マヤが何を言っても攻めて攻めて攻めまくる』事にしたようで。
噛み合うようで噛み合わない、二人の恋の行く末は・・・?
第三十三回/12月01日放送 「アメリカ行きなんて・・・勘弁してよね!」
なんだかよくわからないままに付き合う事になったマヤと支配人。
ようやく相思相愛の二人が結ばれたと、祝福ムードの一同の中・・・マヤの表情はなんだか複雑。
「せっかく付き合える事になったのに。アメリカは、遠いよ・・・」
マヤは劇団の研修制度で、『一年間アメリカに留学して有名演出家の下で演技を学ぶ役者』に選ばれたという。
まだ付き合ったばかりで手も繋いでいないのに、そんな遠くに離れてしまったら気持ちも一緒に離れてしまうのでは・・・と不安ばかりがつのるマヤ。
パルランテのメンバーにも相談できず、悩みに悩んでいるところへ、アユミがやってくる。
曰く、そのアメリカの有名演出家が、マヤの日本最後の舞台を観に、パルランテを訪れるとか。
「先生も期待してるから。がっかりさせないでね」
プレッシャーも高まり、たまらず支配人に『友達の話なんだけどね』と相談すると・・・
「気が気じゃなくて仕事にならないっていうんなら、いっそアメリカに行く前に別れてあげるのが彼女のためかもしれませんね」
支配人のその言葉にマヤは絶望する。
あぁ、支配人に言ったら、ふられる・・・
思い余ったマヤの思考はついに、破滅的な手段を選ぶ。
「がっかり、されればいいんだ。あたしがアメリカ行きにふさわしくないって先生に思われればいいんだ」
つまり・・・
「支配人、みんな、ごめん。今回だけは・・・この公演は、絶対に失敗させる!!!」
最終回///12月15日放送 「これでお別れなんて・・・勘弁してください!」
マヤがアメリカに行ってしまうなら、これがパルランテ最後の公演。
結局パルランテの皆にはアメリカ行きの話は出来ないままだが、マヤの日本最後の公演を見ようとアメリカから演出家の先生もやってきた。
なぜかわからないけど偉い演出家さんも来てるなら、絶対に『公演成功』させましょうと意気込む一同と。
演出家の前で大失敗すれば、きっとアメリカ行きの話もなくなると『公演失敗』を企むマヤ。
マヤとパルランテのまさかの対決が、幕を開けた・・・
パルランテの今年最後の公演は、クリスマス。
サンタさんに恋をする少女の、可愛い小さな恋物語・・・だったのに。
「ちょ、ちょっと!どうしちゃったんですかマヤさん!?」
主演のマヤが、セリフを噛む、シーンをとばす、あらゆるミスのオンパレード。
なんとかしてこの公演を『失敗』させようと躍起になっていた。
事情を知らないパルランテ一同は、偉い演出家さんが来ていて緊張しているんだと、全力でマヤをフォローする。
「手ごわいわね、パルランテ・・・さすがトラブルに慣れてる。このくらいの事じゃ破綻しないか・・・」
いよいよエスカレートするマヤの『失敗』は、サンタを悪魔にしてしまう。
「あ、サタンさん!」
「『サンタさん』ですマヤさん!『サンタさん』!」
サンタがサタンにされてしまい、追い詰められたパルランテ。
果たして公演は成功か、失敗か。
マヤのアメリカ行きは、そして、支配人との恋は・・・どうなってしまうのか!?
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