[血が滾レポート! on おおてよるあそび]

10月11日(土)、富山市大手町の大手モールで「おおてよるあそび」が開催されました。

2万個以上の七色LEDイルミネーションが電車通りの石畳に敷き詰められ、その中をセントラムが走り抜けていく、一夜だけの幻の公園。


光に飾られる電車通りで夜を待ちます…

美しい七色イルミネーション!


そんな異空間で、グランドピアノの野外演奏、ダンス、ライブペインティングなどさまざまなパフォーマンスが繰り広げられました。
チャイやマフィンなど美味しいものも沢山並び、大変賑わっていましたよ。

我々「チガタギ」も参加させていただき、野外劇場で朗読劇を披露してきました!
「一夜限りの幻の公園」というコンセプトのもと、この「おおてよるあそび」のために制作された新作「ray ray drop」を引っ提げ意気揚々と繰り出しました!




が!
本番2時間前に急遽演目を変更する事件が勃発!


なぜかといいますと…かわいい女の子たちが活躍するチアの演目、ユーモアたっぷりのコンテンポラリーダンス、どれもこれもポップなんです!
対して我々は「しっとりとした大人の幻想ファンタジー」を用意していたので、「これは若干場が違うかもしれん…」ということで、リハが始まる時点で演目変更が濃厚となりました。
思いのほか小さなお子さんもたくさん来ていたので、それも決め手となりました。
そして、ハロウィンも近いということもあって、朗読劇「COLORS」シリーズから「ORANGE」を披露することに。




「幻想ファンタジー」から「ドタバタ☆ハロウィン王国物語」に大チェンジ。
しばらく茫然としてしまう団員たちでしたが、やると決まれば切り替え早いです。
音響担当の松井さんはすべてのBGMと効果音を取り替え、タイミングなどを全部確認し直し、照明担当の朝日さんは演じたことのない役で出演することに。
宇野津主宰も私も魔物の心を思い出し、それでも人数が足りず、浦本さん加藤さんを緊急招集。
奇跡的に役者と音響は一応そろいました。

これでなんとか!と思った矢先、なんとマイクが足りない事態。
当初は出演者2人の予定だったのでそりゃそうです。
とっても困っていたところ偶然通りかかったのが、千石町通り商店街の居酒屋「せからしや」のマスター清水さん。
色々と掛け合っていただき、なんとマイクを調達してきてくださいました!清水さん、本当にありがとうございました。

そんなこんなで、なんとか本番を迎えることができました。




結果的には大成功だったのではないでしょうか。30分近くの演目を足を止めて見てくださる方がたくさんいて嬉しかったです。
子どもたちも地面に座り込んで最後まで楽しんでくれていました。
台本を読んでいるすぐ後ろで電車が走っていく音と風が感じられるという、なかなか経験できないシチュエーションもドキドキしましたね。




肌寒い中、足を止めてくださった皆さん、たくさん助けていただいたイベント運営スタッフの皆さん、ありがとうございました。
初の野外朗読劇、裏側がまるでお芝居のようなドタバタでしたが、とても良い機会でした。

担当/宮本 聡美    




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