宝島 | やってきましたトレジャーハント第三回っ!うおぉぉぉ!やってやるぜっ!!! |
教授 | な、なんだどうした、今回気合入ってるな。 |
宝島 | ふん!一回目二回目と高得点をあげられませんでしたからね。「三度目の正直」ってヤツですよ。 |
助教授 | でも、二度ある事は・・・? |
宝島 | 皆まで言うな!三度はないから! |
助教授 | 仏の顔も・・・? |
宝島 | それは違う!え、違いますよね?ちょ、待って、怒ってらっしゃいます? |
助教授 | 宝島くん、気をつけて!残りの仏は1よ! |
宝島 | なくなるとどうなるってんですか!? |
教授 | まぁいいじゃないか。今回高得点を取ればそれで済む話だ。 |
宝島 | はぁ・・・もうやぶれかぶれです。今回の宝物は、これだ! |
第三の宝物 山菜ソフトストラップ
全長5cm程度/ソフトビニール製
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教授 | お、ガチャガチャ! |
宝島 | あれ、意外といい反応。 |
教授 | ガチャガチャ、割と嫌いじゃないんだよね。なんかいいじゃんね。 |
助教授 | 教授、でもただのガチャガチャでは考古学的価値が。 |
宝島 | 任せてください!中身はほら、これです! |
教授 | うわぁ!すっげぇ!えっと・・・なんだろなこれ! |
助教授 | わからないのに盛り上がらないでください。 |
宝島 | おわかりになりませんか?・・・『タラの芽』ですよ! |
助教授 | ・・・え、なに。山菜の? |
宝島 | そうです!山菜の王様、『タラの芽』!このガチャガチャ、『山菜ソフトストラップ』と言いまして、全8種、山菜ばかりを集めた圧倒的ラインナップでお届けするシリーズなのですよ! |
助教授 | 山菜、の、ストラップって・・・需要あるのかな・・・あ、でも結構リアル。 |
宝島 | でしょ!?形といい彩色といい、いい線いってると思うんですよね。 |
宝島くんが引き当てた、『タラの芽』。
これをどこに付けろと言うのだろうか・・・
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教授 | タラの芽か。なんかのモンスターかと思った。 |
宝島 | モンスターて。タラの芽、ご存じないんですか? |
教授 | ば、バカにするな!タラの芽くらい知ってる。でもあんまりこの状態では見ないだろ?調理されてる状態でしか見ないじゃないか。 |
宝島 | そうですよね。でもこのストラップがあれば、いつでもタラの芽と、大自然と、触れ合う事が出来るのです! |
助教授 | うまい言い方したな。 |
宝島 | 実際触れ合うと気持ちいいんですよ?ほら。 |
助教授 | あ、ホントだ、柔らかい。ふにふに。 |
教授 | なるほど、ソフトビニール製だから。 |
宝島 | 見て楽しい、触って楽しい! |
助教授 | 私結構嫌いじゃないです。山菜好きだし。 |
教授 | 助教授は野生児だからな。 |
宝島 | え、あ、そうなんすか。 |
教授 | 幼き日々には野山を駆けずりまわり、木の実や虫を食らって生きていた。 |
宝島 | どこのジャングルですかそれは! |
助教授 | そんなにウソでもないんだけどな。 |
宝島 | ・・・・・・。 |
教授 | ・・・・・・。 |
助教授 | ・・・・・・。 |
宝島 | ま、まぁね、あるある。あります、そういう生活。 |
助教授 | 目を合わせなさい、食べないから。 |
宝島 | そ、そんな幼少期をおくっていた方にとっては、懐かしさすらこみあげてくるこの宝物!ね! |
教授 | ま、でも悪くはないな。これ、他はどんなのがあるんだ? |
宝島 | えっと、『タケノコ』『ワサビ』『ザクロ』『フキノトウ』『ゼンマイ』『アケビ』『キイチゴ』ですね。 |
教授 | ふむ。あ〜、他のも見たかったなぁ。 |
助教授 | そうですよねぇ。 |
宝島 | フフ!そうおっしゃると思いましたよ!僕が一回しか回してこなかったとでも? |
教授 | なに!?宝島くん、まさか私たちの難癖・・・望みを先読みして!? |
助教授 | 恐ろしい子! |
宝島 | 合計三回、回してきました・・・! |
教授 | 素晴らしい!で、で!?タラの芽の次は何が出たんだい!? |
宝島 | それではご覧ください。タラの芽の次に引き当てたのは・・・ |
タラの芽。
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教授達 | タラの芽じゃん!!! |
宝島 | しょうがないじゃないですか!当たったもんは当たったんだもの! |
教授 | いや・・・妙なモンが並んだな。 |
助教授 | まだあと一つありますから。私は『ワサビ』とか『アケビ』が見たいかな! |
教授 | うむ、私は『キイチゴ』が見たいな!『フキノトウ』でもよい! |
宝島 | それではご覧ください。タラの芽の次のタラの芽の次に引き当てたのは・・・ |
タラの芽。
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教授達 | タラの芽じゃん!!!!! |
宝島 | タラの芽ですよ!えぇタラの芽ですよ!!! |
教授達 | ・・・・・ |
宝島 | 黙るなっ!むしろ三連続でタラの芽を引いた時の我が絶望を思って涙しろ! |
教授 | これタラの芽しかないんじゃ・・・? |
宝島 | あ、ありますよ多分!まだ出会えてないだけで! |
助教授 | タラの芽3つもどうすんの。 |
宝島 | 三人でおそろいで持ちますか。 |
教授達 | 遠慮します。 |
宝島 | いいじゃないですか!携帯に付けましょうよ! |
教授 | 絶対女子高生とかに笑われる!「ちょ、アレなに、タラの芽?マジウケるんだけど!」 |
宝島 | そんな事ありませんよ。「わぁ、タラの芽よ、素敵!」って。 |
助教授 | そんな奴ぁいない! |
宝島 | 世間には潜在的なタラの芽マニアが、 |
助教授 | いない! |
宝島 | タラの芽が世界を、 |
助教授 | 救わない! |
宝島 | あ、でもでも、ほらこれ。『震災復興支援商品』なんですよ!売り上げの一部が寄付されるってヤツ。 |
教授 | なるほど、社会的価値もあるわけか。 |
宝島 | そうですそうです!タラの芽が日本を救うんです! |
助教授 | でかい話になったなぁ・・・あ、教授、そろそろお時間です。 |
教授 | うむ。では今日の宝物について評価をくだそう。 |
宝島 | 今日こそは、いけるか・・・?お願いします! |
教授 | うむ。今日の評価は・・・ |